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約4年ぶりでデジカメを新調しました。これまでキヤノンの初代IXYデジタル200(中古)を愛用していましたが、動画の撮影に不満がありました。320x200の30fpsで撮影すると最大でも18秒間しか記録できませんでした。撮影ボタンを押してから記録が始まるのに1秒ぐらい遅れるし、撮影内容に応じて圧縮率が変化するせいか、12秒ぐらいしか撮影できないこともあり、尻切れトンボな動画しか撮影できないことがしばしばありました。
今回導入したのはIXYデジタル800ISです。ヤフオクでゲットした中古ですが、1Gバイトの高速SDメモリカード付きでお買い得でした(^^)。
なにより気に入ったのは動画モードの進歩です。動画は1ファイルあたり最大1Gバイトまで書き込めるし、640×480の60fpsモードも選択可能で、まるでディジタルビデオ並みです。とにかくメモリ容量の許すかぎり連続撮影が可能ですから、これまでのように撮影タイミングを逃すことが減ります。ただし、容量の大きなゴミ・ファイルがたくさん作られるのは、いたしかたのないところです(^^)
記録フォーマットがAVIというのも、Windowsと相性が良くて、とても使い勝手が良いです。(ライバルのNikonが動画にMOV形式を採用しているのは、Appleを意識したのでしょうが、Macintoshは今や超マイナーですし、取り扱いの自由度がイマイチです。)
800ISのISはImage Stabilizerの意味で、手ぶれの少ない静止画を撮影することができます。IXYデジタル200だと、手ぶれがあるので保険として余計に撮影していたのを減らすことができました。
電池の持ちが良くなったのもすばらしいです。IXYデジタル200では、別売の高容量版バッテリNB-1LHでも860mAhだったのが、800ISのNB-5Lでは1120mAhにアップしてます。液晶画面も大型化しているので、本体の消費電力は増えたんじゃないかと思いますが、省電力制御がきめこまかくなったせいか、バッテリーの電池切れを体験することがなくなりました。
いいことづくめではなくて、800ISの不満もあります。それは静止画を撮影するたびに、どんな解像度の設定であろうが、1枚撮影するたびに6秒間待たされることです。IXYデジタル200なら、せいぜい2秒待ちだったのが、3倍も待たされるのは不便です。はじめはSDカードの書き込みが遅いせいかと思ったのですが、HDD Benchで実測してみると、なんと高速SDメモリカードのほうがCFより高速でした。
では、何が原因かというと巨大化したCCD撮像素子のデータ量でした。その転送に時間がかかっているようです。IXYデジタル200は200万画素、800ISは600万画素、データ量は3倍で、待ち時間も3倍というわけです。デジカメの場合、撮影時の設定で低分解能に設定してもCCDからは全画素を読み出すので、分解能の設定によらず同じ待ち時間がかかります。IXYデジタル200のときは、低分解能ほど待ち時間が短めだったのですが、これはCFの書き込み時間が影響していたようです。
なお、上位機種のPowershot2IS/3ISでは、CCDを倍速読み出ししているようで、600万画素ながら静止画1枚撮影時の待ち時間は約3秒です。
以上、デジカメ新調レポートでした(^^)
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